あうとわ~ど・ばうんど

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富樫雅彦 + 菊地雅章 / コンチェルト

コンチェルト

コンチェルト

富樫雅彦(per) 菊地雅章(p)


25年ぶり(つまりは初発以来)の再発とのことで、私は初聴。全14曲(2枚組)、デュオが10曲で、ソロが2曲ずつ。2人による即興で幕を開け、それぞれのオリジナル曲(富樫8曲、菊地2曲)と「Misterioso」、「All the Things You Are」と「Utviklingssang」(ともに菊地ソロ)が演奏される。富樫のソロは2曲とも自作曲。という構成。2人とも、それが発せられる直前まで悩み抜き、磨かれ選び抜かれた音を精妙に配置し合う。音を奏でることは、音と音の間を浮き立たせることであるという、そんな演奏が多い。

ところで、カーラ・ブレイの「Utviklingssang」を菊地雅章さんがソロで披露していて、渋谷毅オーケストラが同曲を録音するより2年半も早いことに少々驚いた(ちなみに、渋オケが「Live'91」でカーラの曲を演奏するのは、このアルバム録音の4か月後にあたる)。高校のクラスメートだったというこの2人のピアニストが当時、どんな交流があって(あるいは無くて)、カーラの作曲に対してそれぞれどう思っていたのか興味深いところではある。


参考(菊地雅章ソロ「All the Things You Are」。元ページは名前間違ってる)

www.youtube.com