あうとわ~ど・ばうんど

Anthony Braxton - Creative Music Orchestra (NYC) 2011

3月になったので、New Braxton House のダウンロードアルバムを今回は3タイトル購入した(ついでに少額の寄付もした)。最初に聴いたのはこれ。

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CREATIVE MUSIC ORCHESTRA (NYC) 2011
New Braxton House
Jason Hwang, Sarah Bernstein(vln) Renee Baker(viola) Tomas Ulrich(cello) Nate Wooley, Chris DiMeglio(tp) Mark Taylor(french horn) Dan Blacksburg, Chris McIntyre(tb) Anthony Braxton, Daniel Blake, Dan Voss, Matt Bauder, Salim Washington, Josh Sinton(reeds) Angelica Sanchez(p) Mary Halvorson(g) Ken Filiano(b) Tomas Fujiwara(per) Taylor Ho Bynum, Jessica Pavone, Aaron Siegel(conductor)


2011年10月録音。「創造的音楽オーケストラ」とはずいぶん大きく出たネーミングである。メアリーやフィリアーノやフジワラといった所謂レギュラー組のほか、ネイト・ウーリーやマット・バウダーやアンジェリカ・サンチェスなどの普段ブラクストン界隈ではあまり名前を見かけないミュージシャンたちが加わっているためか、あるいはホ・バイナムやジェシカ・パヴォンらが指揮をしているためか、現音サントラのような出だしから始まって中盤はさまざまな音楽要素が入れ代わり立ち代わり、ベースがズンズン気持ちよくウォーキングしたり、テナーサックスによるかなりフリージャズ的ブロウが出現したりと、いつものブラクストンミュージックとはちょっと異質な感じのするオーケストレーションなのだが、それも新鮮でまた良し。