Roy Haynes - Hip Ensemble
このアルバムがCD再発されていたとは、迂闊にも気づかなかった。
- アーティスト: ROY HAYNES
- 出版社/メーカー: BOPLICITY
- 発売日: 2014/09/08
- メディア: CD
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90歳の現在も現役のレジェンドミュージシャン、ロイ・ヘインズが71年に Mainstream レーベルに残したアルバムの再発。この作品には(私が考える)需要な点が3つある。まず第一に、ジョージ・アダムスのおそらく公式初レコーディングであること。第二に、であるがゆえに、アダムスとハンニバル・ピーターソンのコラボレーションが初めてとらえられた演奏であること。最後に、2人とも熱のこもったソロを展開していることだ。
特にハンニバルに関していえば、60年代末から70年代初頭にかけてエルヴィン・ジョーンズの「Live at Village Vanguard」やファラオ・サンダースの「Black Unity」などに参加しているが、後年のようなプレイを期待すると肩すかしを食らうことが多く、しかしここではアグレッシブにハイノートでグイグイ攻めるソロが聴ける。全体のサウンドが当時流行っていたジャズロック~クロスオーヴァ―~スピリチュアルジャズ的で、各曲が短いのが惜しいけれど、この後、70年代後半の大活躍を予感させるアダムスとハンニバル2人の疾走が心地良い。
同レーベルに残されたもう一枚、「Senyah [12 inch Analog]」のCD化も、できればお願いしたい。
試聴
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