あうとわ~ど・ばうんど

ブログ10周年

いま気づいたが、昨日(6日)はブログを開始してちょうど10年という日だった。


10年前、昔のジャズ仲間たちが続々とブログを始めて、そこにコメントを書き込んで旧交を温めたり、ネット上の知り合いができたりしているうちに自分でもやってみたくなって、ある日曜日にエリック・ドルフィーのことをちょろっと書いてみたのがきっかけだった(ちなみに、当時は「Joe's ObSession」というタイトルだった)。楽器にはとんと触れなくなってしまったというのに、よくぞこんなに長い間、習慣として続いているものだなあ。


ためしに10年前にどんなことを書いていたか振り返ってみると、一番最初はエリック・ドルフィーで、次がブッカー・リトル、その次に山下洋輔トリオ、続けてスティーヴ・リーマン、そして当時聴いて面白かったアルバムとして、渋さ知らズ、早坂紗知、芳垣安洋藤井郷子大友良英、ポール・ニルセンラヴ、ケン・ヴァンダーマーク、ジョン・ホーレンベック、トニー・マラビー、ジョン・ゾーン、ティム・バーンなどの名を挙げていて、十年一日というか、なんだ全然変わり映えしないじゃないか苦笑


それでも、メアリー・ハルヴァーソンやその周辺の演奏家たちを知ったり、ピエロ・ビットロ・ボンを知って取り上げたら本人がメールを送ってきたり、いろんなミュージシャンや音楽愛好家の人々がコンタクトを取ってきたり、田中啓文さんや添野知生さんや吉田隆一さんや沼田順さんといった「聴いたら危険」な仲間ができたり、ブログを拝読していた Sightsong さんと現実にお会いできたり、id:zu-ja さんや id:yorosz さんのような年若で感性の鋭い人たちの意見がとても勉強になったり・・・等々、10年の間に新しく起こったことを数え上げていけばキリがない。


このブログを読んでくれる人に自分が何を与えられているかはよくわからない(そもそも、1日100件前後のアクセスしかない影響力の小さなブログです)が、自分がブログを通じて得たものは途轍もなく大きいです。


これまで、本当にどうもありがとうございます。これからも自分のペースで、よく分からんことを細々と書いていきますが、何卒よろしくお願いします。