あうとわ~ど・ばうんど

Daniel Humair - Liberté Surveillée

これまた順番が前後するが、先日のマラビー入りトリオとともに入手。

Liberte Surveillee

Liberte Surveillee

Daniel Humair(ds) Marc Ducret(g) Bruno Chevillon(b) Ellery Eskelin(ts)


01年のライブ盤。デュクレもシュヴィヨンもエスケリンも、各人各様に縦横無尽なテクニシャンぶりを見せつけてくれるが、一番際立つのはシュヴィヨンのバカテクっぷりで、デュクレはティム・バーンとのコラボで見せた放縦っぷりを知っているとやや物足りなく感じられたりもするのだけれど流石の爽快さで、どんな相手でも平均点以上は固いエスケリンはまあこんなものであろう(笑)。

ので、リーダーのユメールの影がやや薄く感じられもするのだけれど、この音楽の雰囲気は抽象画家でもある彼のコンセプトに基づくものであろうし、やはりこれだけのメンバーを巧みにコントロールしている手腕はさすがというべきだ。もっとも、強烈な個性を持つ面々だけに、合奏時には確たる芯がなく感じられる(私の耳が悪いだけという可能性が高い)が、むしろそれが心地良くもある。


試聴

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