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Ken Vandermark - Nine Ways To Read A Bridge

棚卸しその8、最終回。


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Ken Vandermark - Nine Ways To Read A Bridge
NotTwo Records, 2014)
Ken Vandermark(reeds) Agusti Fernandez(p, prepared-p) Christof Kurzmann(electronics, vo) Joe McPhee(pocket-tp, ts, as, acl) Joe Morris(elg) Nate Wooley(tp) Paul Lytton(ds, per) John Tilbury(p) Eddie Prevost(per)


ヴァンダーマークが年末に乱発したボックスの残る一枚は、デュオ&トリオ集。1枚目がアウグスティ・フェルナンデス(p)とのデュオ(ただしダウンロードアルバムとして既発音源である)、2枚目がクリストフ・クルツマン(electronics)とのデュオ、3枚目がジョー・マクフィーとの管楽器デュオ、4枚目がジョー・モリス(g)とのデュオ、5枚目がネイト・ウーリー(tp)とポール・リットン(ds)とのトリオ、最終6枚目がジョン・ティルブリー(p)とエディ・プレヴォ(per)とのトリオという構成。

前の2つの箱と比べると、さすがに大人しめというか、ミニマルなインプロが多い印象。1枚目のフェルナンデスとのデュオがさすがの高稠密度で、意外に良かったのはエレクトロニクスのクルツマンとのデュオ。クルツマンのヴォーカルも、テオ・ブレックマンのような中性ヴォイスで惹きつけられる。