あうとわ~ど・ばうんど

Carnival Skin

年末棚卸し、その6。これは新譜でないが。


Carnival Skin

Carnival Skin

Bruce Eisenbeil(g) Klaus Kugel(ds) Perry Robinson(cl) Peter Evans(tp, piccolo-tp) Hilliard Greene(b)


60年代から活躍するフリージャズクラリネットの巨匠ペリー・ロビンソンとピーター・エヴァンズの共演盤があったとは知らなかった(ペリーのトリオに、ピーターとブルースが客演したのだろうか?)。

演奏はペリーに敬意を表してか、古き良きフリージャズ寄りなのだが、ピーターのトランペットとブルースのギターが現代的な感覚を持ち込んでいる印象。アルバムタイトル(グループ名?)からの連想で、ミハイル・バフチンが文学作品に対して指摘した『ポリフォニックなカーニヴァル空間』という比喩がしっくりくる気がした。