森山・板橋クインテット / STRAIGHTEDGE

年末棚卸し、その5。

ストレイトエッジ

森山威男(ds) 板橋文夫(p) 川嶋哲郎(sax) 類家心平(tp) 加藤真一(b)

おなじみの「渡良瀬」「サンライズ」「グッドバイ」を含む板橋さんの名曲群を、板橋さん入りのクインテットで演奏したライブ盤。分かっちゃいるとはいうものの、聴けば、胸が滾ると同時に掻き毟られる。

この森山威男・板橋文夫という稀有なミュージシャンは2人とも、共演する者に最高のプレイを引き出させ、自らも持てる全力で応戦し、互いを光らせつつ、音楽全体を圧倒的なカタルシスへと導いていく。という意味で、小橋建太と三沢光晴のプロレスを思い出してしまうのだけれど、共感してくれる人がいるかどうか・・

ところで、ライナーノートを書いた人は「ライヴ・アット・ラヴリー」を聴いたことはないのだろうか？