あうとわ~ど・ばうんど

Cecil Taylor - Air Above Mountains <buildings Within>

enjaから、名盤「ダーク・トゥ・ゼムセルヴズ」に続き、ピアノソロ作「エア・アボーヴ・マウンテン」が再発されている。

エア・アボーヴ・マウンテン

エア・アボーヴ・マウンテン

Cecil Taylor(p)


「ダーク・トゥ・ゼムセルヴズ」の2ヶ月後、ウィーンでの録音。「ダーク~」同様、LPでは時間の制約上編集されていたが、44分+32分=76分の長尺バージョンとなっている。

セシルの演奏は起伏あり硬軟あり緩急あり、短いスパンのフレーズが精緻に積み上げられ、全体としての構成も見事というほかない。全編にわたって常に先へ一歩前へ、という切迫感が場を支配しており、聴いているこちらもグイグイ引きこまれる。曲が終わると拍手が聴こえ、そうかライヴだったんだと気づかされる。