あうとわ~ど・ばうんど

Wadada Leo Smith - The Great Lakes Suites

すっかりサボり癖がついてしまった。

その間、なんと、前回のエントリで「なまったらん (JMCK1038)」の別セットはどんな感じだろうかと書いたのに対し、ある方から「うすったらん」を聴かせていただいた。身銭を切ったわけでないので感想は割愛させていただくものの、いいアルバムでした。この場を借りて感謝申し上げます。


で、久々のエントリはこれ。

Great Lakes Suite

Great Lakes Suite

Wadada Leo Smith(tp) Henry Threadgill(as) John Lindberg(b) Jack DeJohnette(ds)


うーむ・・・。楽しみにしていただけに、これは、惜しい。

事前にSightsong さんの感想を目にしてしまって先入観となった、というわけでないと思うが、おおむね同じ感想を抱いた。

レオ・スミスやデジョネットのプレイはさすが、間を生かし奥行きの深い演奏で、2人のデュオの時などはおおっと唸ることもあるが、いかんせん、期待のスレッギルのアルトが今一つ突き抜けてこず、スレッギルの抜けた2人や3人の時よりも、4人そろったときのほうが演奏が逆に小ぢんまりと聴こえてしまうのは一体どうしたことか。

デジョネットは来年1月にECMから、スレッギルやリチャード・エイブラムス、ロスコー・ミッチェルらとの新譜リリースが予告されているが、そちらでのスレッギルの巻き返しを期待したいところ。