あうとわ~ど・ばうんど

Harrison Bankhead Quartet - The Fire of Compassion

ダウンロード販売のみのリリースだが、見逃せないアルバム。

The Fire of Compassion

The Fire of Compassion

Mars Williams(ts, as, ss) Ed Wilkerson Jr.(ts, cl, bcl, didgiredoo) Harrison Bankhead(b) Avreeayl Ra(ds, wood-fl)


Velvet Blue」(昨年11月20日参照)録音前後のライブだそうである。

マーズ・ウィリアムズがやはり、とにかく素晴らしい。とくに2曲目では、終盤に登場してブチ切れ、興奮のるつぼに叩き込む。むろんマーズ以外の人たちも活躍していて、4曲目では、誰のものだかよく分からない怪しいヴォーカルから始まり、それを受けてウィルカーソンのテナーも怪しさ満点に盛り上げていく。そこに満を持してマーズのアルトが登場、ここが非常に聴きモノで、ウィルカーソンも引かず、異なった個性の2管が共に燃えに燃え、ボルテージは最高潮に達する。どうせなら、CDも出してくれればよかったのに。


試聴(3曲目)