あうとわ~ど・ばうんど

Don Pullen / Tomorrow's Promises

ずいぶんサボっていた。
ドン・プーレンのメジャーレーベル・デビュー作が国内初CD化されている。輸入盤を持っていたはずなのだが、見当たらないので購入した。

トゥモロウズ・プロミシズ

トゥモロウズ・プロミシズ

Don Pullen(p, elp, clavinet) George Adams(ts, ss, bcl, fl) Michal Urbaniak(vln) Randy Brecker(tp) Hannibal Marvin Peterson(tp) Roland Prince(g) Sterling Magee(g) İlhan Mimaroğlu(electronics) John Flippin(elb) Alex Blake(b) Bobby Battle(ds, per) Tyronne Walker(ds) Ray Mantilla(per) Rita DaCosta(vo)
このアルバムには、たとえば後にアダムス=プーレン・カルテットの主要レパートリーとなる1曲目「Big Alice」の浮き立つようなビートが晩年のアフリカン・ブラジリアン・コネクションを思い起こさせるように、後年に至るまでのサウンドがすでに射程に捉えられている。3曲目「Poodie Pie」のようなエレクトリックなファンキーチューンも、後に探究を切り捨てられたか、53歳没のために深く展開できなかったのかもしれないと考えると興味深い。盟友ジョージ・アダムスがバスクラ・テナー・ソプラノ・フルートを駆使しプーレンと戯れるデュオも短いながら印象深い。懐かしい。