エリック・ドルフィー五十回忌
ふ、不覚。こここんな大事な日を、あろうことか忘れかけていた。例年のように事前にネタを仕込んでいないので、気の利いたことも書けない……。思い出しただけでも良かったといえるが、あぁファン失格だ(堕)。
そこで、なんとなく手に取ったのは、
- アーティスト: Charles Mingus
- 出版社/メーカー: Candid
- 発売日: 2001/11/05
- メディア: CD
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1960年10月のナット・ヘントフ・セッション。ドルフィーのアルトの微細で絶妙なコントロールがすばらしい。そして、一般的には『ミンガスとの対話』と称されるものの私にはあのミンガスがドルフィーに奉仕してるとしか聴こえない(笑)「What Love」でのバスクラリネットソロも。
この時期のドルフィーの演奏は初期完成形態といっていいだろう、短い活動期間にかかわらず幾回かあったピークの一つだ。やはりたまらん。
ところで。最近、Jazzhaus レーベルというところから、SWR音源のアーカイヴ復刻シリーズがリリースされている。『ほとんどが未発表で、ドルフィー黄金期の演奏もある』という煽り文句も見たが、続報が伝わってこない。個人的にはコルトレーン5「THE UNISSUED GERMAN CONCERTS」(10年7月1日参照)のコンプリート化を期待したいところだが、さてどうなるか。