Concert for Fukushima Wels 2011 / The Peter Brotzmann Chicago Tentet
帰宅したら届いていた。
Concert for Fukushima Wels 2011 [DVD] [Import]
- アーティスト: Peter Brotzmann Chicago Tentet
- 出版社/メーカー: Trost
- 発売日: 2013/04/22
- メディア: DVD
- この商品を含むブログ (1件) を見る
ペーター・ブロッツマンが2011年11月3日から4日間にわたりキュレートしたオーストリア・ヴェルズでのフェスティバルは5枚組選集「Long Story Short」(2月26日〜3月2日参照)となっているが、このうち最終日である6日のシカゴ・テンテットによる「Concert for Fukushima」の映像を収録したDVD。
ゲストとして近藤等則、八木美知依、大友良英、坂田明の4人の日本人ミュージシャンが一曲ごとに一人ずつ交代して加わっていく構成(八木美知依が加わったセットの音源だけ、前述「Long Story Short」の4枚目(3月2日参照)所収)
個人的には坂田さんの加わったセットが最も印象に残った。坂田さんが吹き始めブロッツマンが呼応してブロウ合戦、ブロッツマンが去ると続いてヴァンダーマークとともに吼え、2トロンボーンの掛け合いなどを挟んで、今度はマッツとの咆哮合戦、やがてブロッツマンとヴァンダーマークも寄り来て、4管による祈りにも似た合奏へ移行して大団円となる。
福島がテーマになっているせいか、全体を通じても、咆哮の中からどこか哀惜のような情が滲む演奏に思えるのは、考え過ぎだろうか。
(なお、amazonではリージョン1仕様となっているが、おそらくリージョンフリーである)
参考動画(DVDとは別の映像)