あうとわ~ど・ばうんど

The New York Underground Orchestra / Fragments

本日はMary Halvorson Discography上で2番目に古い音源を聴く。

The New York Underground Orchestra conducted by Assif Tzahar / Fragments
Hopscotch Records, 2004
Philippa Thompson, Leanee Darling, Jana Andevska(violin) Lev Zhurbin, Jessica Pavone(viola) Loren Dempster, Gil Selinger, Audrey Chen(cello) Terence Murren, Todd Nicholson(b) Nate Wooley, Sam Hoyt(tp) Charles Waters(cl) Natacha Diels, Leah Paul, Jecca Barry(fl) Christopher Meeder(tuba) Mary Halvorson(g) Tatsuya Nakatani(per)

アシーフ・ツァハーが作曲・指揮を務めながら、サックスを排した、弦楽器とブラス主体のオーケストラ。9年前の作品だが、現在の目で見るとなかなかの精鋭揃いである。ちなみに、このオケにはもう一枚作品があるらしい(田中啓文さんが「私にはわからん世界」と書いている)が、そちらには Mary は参加していないようだ。
本作は全16曲の“かけらたち”で構成。各曲短いながらもソロイストが1乃至2人ずつ割り振られており、Mary のソロ出番は7曲目(3分)の後半(のみ)。なのだが、ついうっかりしていると耳を素通りしてしまい、あれ、入ってたっけ?ということになってしまう(聴き返してしまった。苦笑)。むしろ、他の曲での合奏の中から存在感が浮かび上がる瞬間にこそ耳が引きつけられる場合が多く、なんとも不思議なものである。