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Mary Halvorson の旧譜を聴く。

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H&H Production, 2003
Mary Halvorson(g) Clayton Thomas(b) Tatsuya Nakatani(ds)

Mary Halvorson 公式ホームページのDiscography上で、最も古い作品として記載されているアルバム（ということは、彼女の公式録音デビュー作ということになるかもしれない）で、NY在住のパーカッショニスト中谷達也氏の個人レーベル1作目にあたる。
“Six Improvisations for Guitar, Bass and Drums”と題された通り、3人による即興音楽作品ということになろうか。フリージャズ的手法と音響的アプローチとが交ざり合った演奏で、不安感を煽るように金属を擦るパーカッションが利いている。
録音されたのは2002年。この年、メアリーはウェズリアン大学（よく知らないが名門校らしい。ちなみに彼女を初期から自分のグループに起用し続けているアンソニー・ブラクストンはこの大学の教員（現在は教授）である）を経てNYに移った年であり、この演奏から数年で押しも押されぬ地位を獲得していくことになる。
ところで、このグループには他に限定200枚のCDRとアナログのみのアルバムがあるらしいが、どうにか聴いてみたいものだ。