Pipeline

Pipeline （Corbett vs Dempsey, 2013）
Mats Gustafsson(ts) Ken Vandermark(cl, ts) Fredrik Ljungkvist(cl, ts, bs) Guillermo Gregorio(cl, as) Jeb Bishop(tb) Per-Äke Holmlander(tuba) Joe Morris(g) David Stackenäs(g) Sten Sandell(p) Jim Baker(syn, p) Fred Lonberg-Holm(cello) Kent Kessler(b) Johan Berthling(b) Michael Zerang(ds, per) Raymond Strid(ds, per) Kjell Nordeson(ds, vib, per)

Nu-Ensemblen ＋ Territory Band ？ といった感じのメンバー構成。2000年にマッツとジョン・コルベットによって吹き込まれ、Crazy Wisdom レーベル（カタログ1番は The Thing のデビュー作だ）からリリースされる予定でミックスダウンまでしたのに、レーベルの活動停止により長くオクラ入りになっていた音源だという。

CDは30分前後の曲が2曲。1曲目がヴァンダーマーク作、2曲目がリュンクヴィスト作。ソロは基本順繰りのようだし、演出なのか破綻なのか判別に迷う場面もあり、察するに、大まかな構成を決めて、せーの！でやったセッションなのではなかろうか。

「グループ」としてはまだまだこれから、リハみたいなものとも思える。と書くと、貶してるように見えるかもしれないが、いや嫌いではない。やはり個々人のソロの力量は大したもので、中では2曲目でのジェブ・ビショップの驚くほどストレート・アヘッドなトロンボーンと、スタックナス？の偏執的ギターが耳に残った。

試聴