Anna Kaluza, Artur Majewski, Rafal Mazur, Kuba Suchar / Tone Hunting
何枚か注文して届いたCDの中に、覚えのないジャケットを見つけて一瞬焦ったのだが、よくよく思い返せば、試聴で心に引っかかり、えーいついでだ、と先物買い気分でクリックしたのだった。が、内容はとても良かった。
- アーティスト: Anna Kaluza
- 出版社/メーカー: Imports
- 発売日: 2013/11/26
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
実の所、4人のうち誰ひとりとして知らなかった。ベルリン・インプロヴァイザーズ・オーケストラ等で活躍しているらしいドイツ人女性サックス奏者 Anna Kaluza がポーランドに出向き、現地ミュージシャンと共演した作品(と、レーベルHPを斜め読みして、そう受け止めたが、違っていたら教えてください)。
アンナのアルトは派手さ控えめで、フリーな音を端整に積み上げる。トランペットは昨日聴いたピーター・エヴァンズに似て拡張奏法を駆使するが、アンナもそれに対応して Christine Abdelnour ばりの特殊奏法にも秀でる。アコースティックベースギターなどの影響もあってか、サウンドには程よい優しさがある。
昨日もの凄い物を聴いてしまったために、小粒に感じられてしまうのはもったいないが、じっくり腰を落ち着けて聴いてみるとなかなか滋味深い。これは良い買い物をした。入手の経緯が経緯だけに、こういう驚きは非常にうれしい。
試聴(この短さでは、良さが分かりづらいが)