あうとわ~ど・ばうんど

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Chan Evans Blancarte Walter / Cryptocrystalline

唐突ですが、こちらをメインブログにします。旧ブログも、アーカイヴとして残しておきます。



Cryptocrystalline

Cryptocrystalline

Charity Chan(p) Peter Evans(tp) Tom Blancarte(b) Weasel Walter(ds)

先週、『最近の女性ミュージシャンで、メアリー・ハルヴァーソン、イングリッド・ラウブロック、クリス・デイヴィス、の3人は(中略)参加作にどれもハズレがない』と書いたが、男性で筆頭に挙がるのは間違いなく、ピーター・エヴァンズだろう。

彼の演奏は、どんなアルバムだろうと全て聴く価値がある、と信じられるほどに素晴らしい。ここでのプレイも、トランペットの極限を突き詰めるような七色の奏法を駆使しつつ、非常に具体的かつ構築的なもので、常にドラマがあり、どこまで行っても聴き飽きることはない。

と、個人的にはついトランペットばかりに耳が行ってしまうが、むろんグループは4者対等であって、エヴァンズとの共演が多いベースのブランカート(と読むのか?)も、メアリー・ハルヴァーソンがいればエヴァンズと鉄壁のトライアングルを形成する剛腕ウォルターも、初めて耳にするが非常に繊細で理知的なプレイに聴きほれるチャンも、それぞれが自己主張しながら、総体としてさらに大きな物語、というよりむしろポリフォニー小説のごとき世界を組み立てる。

いやはや、このアルバムはとにかく素晴らしい。凄まじく昂揚する。



参考動画(録音時の演奏)