あうとわ~ど・ばうんど

Peter Brötzmann Chicago Tentet / Walk, Love, Sleep

前回もふれたが、ついにペーター・ブロッツマンのシカゴ・テンテットが解散と相成ってしまった。このタイミングで新譜が出ている。

Walk Love Sleep

Walk Love Sleep

Peter Brötzmann(tarogato, cl, ts, as) Ken Vandermark(cl, ts, bs) Mats Gustafsson(ts, bs) Joe McPhee(as, pocket-tp) Jeb Bishop(tb) Johannes Bauer(tb) Per-Åke Holmlander(tuba, cimbasso) Fred Lonberg-Holm(cello, electronics) Kent Kessler(b) Michael Zerang(ds) Paal Nilssen-Love(ds)


母体となったオクテットに引き続きテンテットが初録音されたのは97年だから、活動期間はちょうど15年間、その間に出たアルバムは12セット19枚(但、「3 Nights in Oslo」は5枚中3枚がテンテット内コンボによる)ということになる。初期は基本的に「曲」をやっていて、後に集団即興化していくことになるが、毎度毎度飽きさせることなく楽しませてくれた。
本作は昨年4月のライブとのこと。2枚目最終トラックに収められたアンコールは余韻を残すような演奏だが、アルバムとしてもまさか本当にこれで最後になるのか? ぜひとも記念作品(ボックスでも可)を期待したいところだが。


CD収録時のライブ