あうとわ~ど・ばうんど

週末に聴いたCD

そういえば昨年は、今ぐらいの時期に「聴いたら危険! ジャズ入門 (アスキー新書)」のリストが固まって執筆のスタートを切ったのだった。1年がたつのは早いものである。まだまだ絶賛発売中なので、未読のかたはぜひともご購入お願いします。ちなみに、AmazonからはKindle版(「聴いたら危険! ジャズ入門 (アスキー新書)」)も出てますので、こちらもどうぞよろしくお願いします。
以上、宣伝でした。


この週末に聴いたCDを3枚。

THE THING with Barry Guy / METAL !」(NoBusinss)
Mats Gustafsson(bs, ts, slide saxophones) Ingebrigt Håker Flaten(b - left) Barry Guy(b - right) Paal Nilssen-Love(ds)
某知人が、アナログプレーヤーを持っていない私のために、2枚組LPをCDR(1枚、79分57秒!)にコピーしてくれた。リトアニアの教会での録音、音へのこだわりからLPのみのリリースとなったのだろう。マッツがあらゆる情感を掻き立てるように空間に沁みこませるサックスの音の手触りが、私の貧弱なオーディオでも感じ取れる。内容もとても素晴らしい。但、80分ぶっ通しで聴くと、こちらはヘトヘトである(苦笑)。


Bridges

Bridges

Andrea Centazzo(per, kat mallet) 坂田明(as, cl, vo) 藤原清登(b)
今年5月イタリアでの録音。坂田さんはあまり絶叫せず、曲によっては「Stella by Starlight」のメロディーが奏でられたり、和気藹々としたフリーセッションと聴いた。


タイミングが合わず未入手のままとなっていたヴァンダーマークのSide Aを遅ればせながらようやく入手した。

Side a-a New Margin

Side a-a New Margin

Ken Vandermark(bs, cl) Håvard Wiik(p) Chad Tayler(ds)
これはいいですね。山下洋輔トリオなどと同じ変則トリオ編成なのだが、がっちり構築された部分とフリーな部分のバランスが絶妙。全10曲それぞれヴァラエティに富み、おまけにどの演奏もカッコいい。理想的なアルバム。