あうとわ~ど・ばうんど

TRIO 1997 / 加藤崇之, 是安則克, 山崎比呂志

刺激や過激(思わず某レンジャーを思い出してしまったが、それはさておき)ばかりを、いつまでも求めているわけでない。

TRIO 1997

TRIO 1997

加藤崇之(g) 是安則克(b) 山崎比呂志(ds)
昨年9月に急逝した是安則克氏の一周忌にあたり、何種類かの追悼アルバムの一枚。
前半3曲が加藤氏のオリジナル、後半3曲がスタンダードという構成。最終曲「Oleo」の融通無碍にも妙味を感ずるが、前半のオリジナル曲群に特にひきつけられた。
冒頭の「Last Step to Heaven(天国への最後の階段)」、何とも言えぬ情味が胸に迫ってくる(ちなみに、この曲は古澤良治郎氏の追悼にも演奏されたようである。下にその動画を示しておく)。2曲目は「Dejavu」と題されているが、これは名曲「Jump Monk Jump」のヴァリエーションだろうか。いずれの曲も非常に滋味深い。