あうとわ~ど・ばうんど

David S. Ware / Live at Jazzfestival Saalfelden 2011

すっかり月イチブログと化してしまった。

もちろんこの間にもCDはいろいろ届いていて、一枚届いて即座に聴いてみるとたいへんな良盤で、そうなるとしばらくはそればかり聴き続ける、という因果な性格も相まり、その間に未聴CDがたまっていった。*ある程度たつと次のCDに手をつけるのだが、これまたたいへんな良盤で、そうなるとやっぱりしばらくはそれを聴き続けることになり、その間にやっぱり未聴CDがたまっていく。**ある程度たつと以前に聴いた良盤がまた聴きたくなり、そうなるとやっぱりしばらく聴き続けることになり、その間に未聴CDがたまる。そして*と**にランダムに戻る。という状態に陥ってしまっていて、現在目の前には20数枚のCDが積まれてしまっている。

以前は*や**に戻る前に、マメにブログを書いていたものだが、そうか、あれには何事もズルズル引き延ばしてしまう自分に『区切り』を付けさせる効果もあったのか。と今さらながらに気づいた。

よし、少しはブログのペースを上げよう、というわけで最近のヘビロテはこれ。


Live at Jazzfestival Saalfelden 2011

Live at Jazzfestival Saalfelden 2011

David S. Ware(ts) Cooper-Moore(p) William Parker(b) Muhammad Ali(ds)


復帰後も旺盛なリリースが続くデヴィッド・S・ウェアの新作。ピアノにクーパー・ムーアを迎えた新ユニット(というか、かなり昔から、ウィリアム・パーカーのベースさえあれば他のメンバーはどうでも良く、ある意味、ずっと同じグループなのだと考えられなくもない)による昨年の「Planetary Unknown」に続く2作目で、前作タイトルがそのままグループ名となっている。

前作がスタジオ録音だったのに対し、今作はライブ盤(音レベル少し低い?)。1曲目から30分を超える狂乱ステージ。黒くぶっとくトグロ巻くウェアのテナーに、寄り添い絡み付き反発し時に先回りを仕掛けるようなクーパー・ムーアのピアノもいい。この新カルテットにもまた、前カルテットのような高みを極めてほしいと願う。切に。


参照)前作の1曲目。