あうとわ~ど・ばうんど

John Lewis / Wonderful World of Jazz

先週、旭川のCD屋で10年近く忘れられていた(らしい)「スピリチュアル・ネイチャー富樫雅彦」を買ったり、その翌日に札幌くうで、「FOOD feat. Nils Petter Molvær ── Japan Tour 2012 ── Special Guest: 巻上公一」を観て感銘を受け、両サウンドの共通項について考えてみたりもしていたのだが、うまくまとまらずそのまま放置してしまっていた。


で結局、言語化をあきらめて、別の話題をエントリすることに(苦笑)。

廉価盤ジャズシリーズも、チェックしてみると、地味なエリック・ドルフィー参加作品がちょくちょく発売される。本作は初めて聴いた。

収録演奏では、4曲目にしてようやくドルフィーのソロが登場するまで『ワンダフル』は一切ない。ドルフィーのアルトサックスソロが立ち現われた瞬間の、あの音のスピードや密度(というより、圧縮率、と言った方がいいような気がする)たるや、他の共演者とはまったく異質というか、別格で、やっぱり惚れ惚れしてしまうな。