Harvesting Semblances & Affinities

ずいぶんと放置してしまいましたが、久しぶりに。

Harvesting Semblances & Affinities

スティーヴ・コールマンの新作が、ヴィジェイ・アイヤーやルドレッシュ・マハンサッパなど彼の“門下生”たちが吹き込んでいるPi Recordingsから、満を持して（？）初登場。
Label Bleu後半での方向性を追求したような作品。器楽的ヴォイスを参加させ、複雑なリズムテクスチャを推進するということでは、彼の元盟友グレッグ・オズビーの近作を思い起こしたりもするのだが、うーん・・・、良くも悪くも相変わらず、といった感じか。かつて、例えば「Triplicate」あたりで見せた、あの“凄み”は、最近殆ど感じられなくなってしまった（ごく短い曲で一瞬、片鱗は見せるのだが）。反面、トロンボーンのTim Albrightが活躍する。
せっかく、Tyshawn SoreyやMarcus Gilmoreが参加して少しは期待していたのだけれど、今後はスティーヴ・コールマンの新作を買うことはないかもしれないなぁ。