あうとわ~ど・ばうんど

ばんけいジャズ 2009

昨日はばんけいジャズフェス2009へ。
結局、半分ぐらいの時間、雨が降ってしまった。が、昨年のような豪雨はなかったので、落ち着いて楽しめましたが。
毎年、開演時間には行かない私(苦笑)。今年は2番目の峰厚介5(峰厚介 本田珠也 岡本広 秋田祐二 南山雅樹)から。事前にメンバーの一人から『スーパー・サファリ』をやると聞かされていたので、それを楽しみに。最終曲で披露され、会場大盛り上がり。他の曲でも峰氏、力強いソロに満足。
楽しみにしていた『KAIBUTSU』(原田依幸 石渡明廣 林栄一)、原田氏ソロに林氏加わりデュオに変じさらに石渡氏加わりトリオになりそのままインプロノンストップ一本勝負、という構成。原田ピアノの最初の一音がそそり立った瞬間、やはり、ただごとでない緊張が走る。原田氏の音はどこまでも厳しく屹立しつつ、しかし無際限に優しい(某出演ピアニスト氏は、どうして同じピアノでこんなに音が違うのか、と嘆息し、教えを請うたらしい)。林氏は温かな抒情で対抗、石渡氏は二人を包むような演奏で応じた。至福のひと時に長さなど感じなかった。
お目当ての『KAIBUTSU』を聴き終えると一瞬呆けてしまったが、トリの板橋文夫MIX(板橋文夫 小山彰太 奥野義典 瀬尾高志 竹村一哲)が、ひたすら凄まじい音で度肝を抜いてくれた。最後は林栄一乱入。完全燃焼しました。
先月30日に書いた記事で、臼庭潤氏から直々に感謝の言葉をいただいた。恐縮の至りです。臼庭氏も独特の存在感を発揮してて良かったです)