あうとわ~ど・ばうんど

Pendulum

最近ようやく入手。
Mosaic Select 32 : Pendulum」(mosaic records)。78年、3枚組、11曲191分。David Liebman(ts,ss) Randy Brecker(tp) Richie Beirach(p) Frank Tusa(b) Al Foster(ds)
デイヴ・リーブマンのライブ・アルバム「Pendulum」が、146分もの未発表音源とともに再発。ということなのだが、基となったアルバム自体も初めて聴いた。
未発表曲というのが、「Greater Love」とか「Solar」とか「Night And Day」とか「Blue Bossa」とか「Well You Needn't」とか「Impressions」とか、(ブローイングセッション向け?の)スタンダードがずらっと並んでいて、それぞれ20分前後の長尺演奏となっている(たぶん、とりあえず長回ししておいて、良ければ使おうと考えていたのではないか?)。
リーブマンは、実はさほど調子が良くないような感じもするのだが、お得意の「Impressions」をはじめてとして、あの偏執狂的フレーズを爆発させるのだけれど、若き日のランディやバイラークがちょっと単調気味で、全体的に長いな〜と感じさせてしまうのが難点か。まあ、リーブマンのファンは外せない作品ではあろう。


ところで。Mosaic Select と言うと、かつては歴史的大物とかブルーノート演奏家というイメージだったが、最近のセレクトの基準はよく分からなくなってきた。レーベルの公式HP を覗いてみると、この作品の次の33番は、秋吉敏子ルー・タバキンだそうである。また、Select シリーズではないが、トップページにはアンソニー・ブラクストンの写真が載っていて、なんと8枚組ボックスをリリースしたようだ。売れるのか?(笑)