あうとわ~ど・ばうんど

Renewal

Renewal/David Liebman & Ellery Eskelin」(hatology)。9曲62分。David Liebman(ts-left) Ellery Eskelin(ts-right) Tony Marino(b) Jim Black(ds)
リーブマン、エスケリン、師弟コンビによる“テナー・マッドネス” 「Different But the Same」(一昨年4月1日参照)の第2弾。前作はセッション的バトルの趣きが強かったが、今回はフロントの2人以外のメンバーも曲を提供して、バンドとしてより一体化してる感じ。
個人的に注目したのは、やはり、唯一メンバー以外の曲であるエリック・ドルフィーの「Out There」2テイク。リーブマン、エスケリンの無調と多調を行き来するようなソロが、この曲のムードに非常に合っている。特にリーブマンが素晴らしい出来。
そして、最初の「Out There」の次に演奏されるタイトル曲(リーブマン作曲)は、「OUT TO LUNCH」所収曲のような雰囲気を持っていて、かなり好印象。やるなリーブマン。