あうとわ~ど・ばうんど

DOOR

Door (Dig)
これで、以前から予告していたヴィジェイ・アイヤーがらみの新譜CDが一揃い。
Door (Dig)/Fieldwork」(pi recordings)。11曲53分。Vijay Iyer(p) Steve Lehman(as) Tyshawn Sorey(ds)
第1作「Your Life Flashes」(06年9月7日参照)のメンバーは、ヴィジェイと Elliot Humberto Kavee と Aaron Stewart で、作曲の大半はヴィジェイが担当。第2作「Simulated Progress」(05年12月28日参照)では、アーロンが抜けてスティーヴ・リーマンが加入、作曲数は3者ほぼ対等であった。
3作目となる今作は、ドラマーがタイショーン・ソーレイ(と読むのか?)に変わり、彼が全11曲のうち6曲の作曲を担当している(ちなみにパーソネル欄には、3人とも楽器名の後に『compositions』と明記されている)。
一聴してサウンドの雰囲気の変化を感じたのだが、タイショーンは現代音楽的作曲に取り組んだ作品(「That Not」未聴)も残しているそうで、グループに新しい風を吹き込んでくれたようだ。特に中盤の曲群が素晴らしい。