あうとわ~ど・ばうんど

BALLROGG

Ingebrigt Håker Flaten の「Quintet」に参加していたリード奏者Klaus Ellerhusen Holm と、In The Country のベーシスト Roger Arntzen のデュオ「BALLROGG」を聴く。10曲37分。
冒頭曲は、オーネット・コールマンチャーリー・ヘイデンのデュオアルバム「Soapsuds Soapsuds」から『Sex Spy』。最終曲もオーネットの「Tomorrow Is the Question」から『Lorraine』。ほかにはエリック・ドルフィーの「OUT TO LUNCH」から『Something Sweet, Something Tender』を除く4曲、24日に死去したジミー・ジュフリーが1曲。Klaus Ellerhusen Holm が2曲、共作が1曲。
この選曲がデュオの音楽的方向を示している感がする。また、ドルフィーとリチャード・デイヴィスとのデュオも、意識されているに違いない。耳あたりは滑らかだが、さらりとは聴き過ごせぬ微妙な引っ掛かり感がなかなか。
1月19日参照)