あうとわ~ど・ばうんど

おむすび

おむすび坂田明」(がんばらない)。6曲41分。坂田明(as,cl,朗読,etc)黒田京子(p,歌)バカボン鈴木(b)坂田学(ds)。
最初にリリース予定を知ったは、ああ「ひまわり」の続編ね、と分かったつもりになっていて、発売されてからもしばらく放っておいたのであるが。
いやいや。印象はかなり異なるものでした。とても気に入った。
前作が企画を前面に出したバラード集だったとしたら、今回は企画を借りたオリジナルアルバムという感じ。レギュラーグループの mii (+息子)を使っているから、むしろ「赤とんぼ」の系列かもしれない。
タイトル曲は坂田のオリジナルで、冒頭と掉尾(ボーナストラック)を飾る。最初のは激しく、最後は優しく演奏される。坂田のアルトサックスは、ハードな演奏だろうと独特の抒情性は不変で、どちらのヴァージョンもたまらない。
4曲目、「死んだ男の残したものは」の再演。坂田の(やや大げさな感じもするが)朗読と演奏が非常にいい。今回初めて詩を知り、胸を衝かれた。



そういえば。またすぐ坂田の新譜が出るようですね。

ハ行

ハ行