Mingus Ah Um

突然、ポーク・パイ・ハット（オリジナル）が聴きたくなった。
「Mingus Ah Um／Charles Mingus」（sony）。59年、9曲46分。Mingus(b)Jimmy Knepper(tb)John Handy(as,cl)Shafi Hadi(as,ts)Booker Erwin(ts)Horace Parlan(p)Dannie Richmond(ds)Willie Dennis(tb)。
2曲目。この不穏なような物悲しいような妖しいサウンドがやはり良いなあ。考えてみればこのアルバムの録音は59年で、「Kind Of Blue」「The Shape of Jazz to Come」「Giant Steps」「Time Out」などと同じである。ジャズ史への影響力という点では一歩譲るかもしれないが、ミンガスの曲想の妙は、これらのアルバムの曲と比べてまったく遜色がない。