あうとわ~ど・ばうんど

Conjure × 2

久々にアメリカン・クラーヴェものを聴く(ブログ上は半年ぶり)。
Music for the Texts of Ishmael Reed/Conjure」(american clave)。84年、全12曲45分。
コンジュアは、アフリカ系アメリカ人作家・詩人イシュメル・リードのテクストを音楽化するキップ・ハンラハンのグループ。本盤は、一昨年17年ぶりに新作(3作目。昨年5月30日参照)が出たコンジュアの第1作。タジ・マハールアラン・トゥーサンデヴィッド・マレイ、スティーヴ・スワロウ、ビリー・ハートといった基本ユニットのほか、曲によってカーラ・ブレイレスター・ボウイ、ジャマラディーン・タクマ、ケニー・カークランドらが参加する。ブルース、ジャズ(プレモダン色強し)、ラテンが溶け合い、仄暗い陰影も感じさせる。タジ・マハールのヴォーカルがカッコイイ。
続けて第2作も。「Conjure/同」(同)。88年、全13曲53分。
こちらの基本メンバーはアラン・トゥーサン、ドン・プーレン、レオ・ノセンテリ、スティーヴ・スワロウ、エディ・ハリス、デヴィッド・マレイら。ヴォーカルにはボビー・ウーマック、フェルナンド・ソーンダースら。ハミエット・ブルーイットが加わるトラックもある。1作目よりバンドグルーヴを強調した感じ。トゥーサンがピアノを弾くので、プーレンはオルガンに専念、この2人が良いのだ。