あうとわ~ど・ばうんど

The Jazz Composer's Orchestra

Communications
CDの山から。「The Jazz Composer's Orchestra」(JCOA)。68年、全6曲74分。
フリージャズのオーケストラ。フィーチャーされているソロイストが、ドン・チェリーガトー・バルビエリラリー・コリエル、ラズウェル・ラッド、スティーヴ・スワロウ、ファラオ・サンダース、そしてセシル・テイラーと来る。今、何気なく書いたが、ラリー・コリエルがフリージャズやってたなんて知らなかったなあ(しかも、けっこうカッコイイ)。
ちなみに、オーケストラのメンバーの中にも、今の目で見るとアレレという人がひそんでいる。①「Communications #8」のトランペットセクションにランディ・ブレッカーがいるし、ベースの面々の中にはロン・カーターもいる。②「Communications #9」から④「Preview」までは、ベースセクションにロン・カーターの他、エディ・ゴメスの姿も。ルー・タバキンも全篇参加。やっぱり時代の産物かなあ。でも、面白い。個人的には、③「Communications #10」のラズウェル・ラッドの豊かなトロンボーン、④でテナーを吹き散らかすファラオが好き。