あうとわ~ど・ばうんど

One Down, One Up

自分には、話題作を(興味があるのに)発売当座は放って置き、後で忘れかけた頃に買うという悪いクセがある。これもそんな1枚。「One Down, One Up〜Live at the Half Note/John Coltrane」。
今日のテーマに沿って、超絶のタイトル曲1-①だ。27分の演奏中、10分50秒ごろマッコイが抜け、13分10秒ごろギャリソンが抜け、13分半に及ぶデュオに。自分のような凡人には到底言葉で表現出来ない至高の演奏。大好きな「Interstellar Space」に匹敵する、いやある意味超えている(まあ、何しろ相手がエルヴィンだから仕方ない。でも、前任がエルヴィンだっただけで、ラシッド・アリは過小評価されすぎだと思うけれど)。
26分40秒すぎ、マッコイのピアノが入ってきた瞬間。「邪魔すんなバカッ」と、思わずスピーカーに向かって叫んでしまった。コルトレーンがきっかけのメロディーを吹いたから入ってきただけで、マッコイを責めるのは筋違いだが、そう思わせるものがこのデュオにはある。