あうとわ~ど・ばうんど

Town Hall 1945

昨年リリースされて話題になった「Dizzy Gillespie-Charlie Parker/Town Hall,New York City,June 22,1945」を(今ごろようやく)聴いた。全6曲41分。Gillespie(tp)Parker(as)Don Byas(ts)Al Haig(p)Curley Russell(b)Max Roach(ds)。
とっても素晴らしい。特にパーカー。ジャケット写真も痩身で若いが、音もすごく若々しい。それもそのはずで、パーカーは当時24歳。ちなみにガレスピーは27歳、マックス・ローチ21歳、アル・ヘイグ20歳、カーリー・ラッセルは分からないがたぶん20代。今の自分より年下の20代の若者たちが、新しい音楽を創出し、その最前線に立っていたことに気付くと、本当に驚く。
「Bebop」「A Night In Tunisia」「Groovin' High」「Salt Peanuts」「Hot House」「52nd Street Theme」というラインナップも鉄壁。普段やれフリージャズが、とか、やれ現代のジャズは、とか言ってはいても、こういう音源に出くわしてしまうと、素直に聴き惚れてしまう。自分はやっぱりジャズファンなのだなー、と(ちょっぴり幸せな気分で)再認識するのだ。