11月の収穫
今月は下旬に素晴らしいCDがドサッと届いた。おかげで、昨夜(から朝方にかけて)ようやく、今月買ったすべての新譜を聴き終えることができた。そして、翌日は寝坊、遅刻した。ちなみに旧譜は、目の前にまだ10枚ぐらいある(おっかしいなー。なんで数日前から枚数が変わらないのだろう)
というわけで、「11月の収穫」コーナーやります。旧譜除外、新譜のみです。紹介済みのものもありますが、ま、あらためてどうぞ、ということでお願いします。枚数は、11月だから11枚です(もちろん、ただの偶然)。
- ALLD OF SHIBUSA [DVD]
- 27日参照
- 百八煩悩 (JMCK1020~1021)/坂田明
- 24日参照
- ボーダーズ/パワートリオ
- 松本健一(sax)かわいしのぶ(b)ツノ犬(ds)+ゲストによる、とっても楽しくて、かつ非常にソリッドなフリージャズ。
- Island Virgin/Essential Ellington
- エリントンの魅力は、独断で言わせてもらうと、スウィートさと不穏さの絶妙なブレンド加減にあると思う。凡百のエリントン集は、どうしてもどちらかに傾きがちになるのだが、渋谷毅のスタンスは素晴らしい。意外や?松風鉱一のクラリネットがいい味を出している。
- At the Mountains of Madness/Electris Masada
- 29日参照
- Great Spirit/James Finn
- 23日参照
- Keystone/Dave Douglas
- 16日参照
- Demian as Posthuman/Steve Lehman
- 9日参照
- How to Raise an Ox/Zu&Mats Gustsfsson
- スウェーデンの超弩級バリサク奏者マツ・グスタフソンがらみの新作。Zuが何者なのかまったく分からないが、バリサクとベースとドラムのトリオ。つまりツー・バリサク・カルテットという不思議な、でも妙に興奮する編成。ハードなリズムの上で、左右両チャンネルから猛牛が吼える吼える(笑)
- Mike Pride's Scrambler
- andrew d'angelo trio morthana with pride(doubtmusic)ではキレたヴォイスを轟かせていたマイク・プライドのバンド。メンバーはPride(ds,per,vo)Tony Malaby(ts)Charlie Looker(g)William Parker(b)、フリー・インプロ全4曲で78分(絶句)。ギターが地味で弱いのが残念だが、ほとんどハードロックというかプログレというか(ロックは聴かないから分かりませんけどね)轟音プライドと、ここぞというときの爆発力は半端でないマラビーの豪腕対決が最高。
- pre-emptive denial/Paraphrase
- ゾーン神に負けじと、バーン神も傑作をリリース。Tim Berne(sax)Drew Gress(b)Tom Rainey(ds)のサックストリオ久々の新作。24分のインプロ2本勝負。バーンはどのグループでもそうだが、全員互いに合ってるんだか合ってないんだか、何がどうなってるのかさっぱり分からないのだけれど、でも聴いてるとめちゃくちゃ興奮してきて、最後には怒涛のクライマックスを迎え、打ちのめされてしまう。うーん、深い(耳が悪いだけ?)。