Pick Up of Recent CDs 改訂版
新譜情報を期待してくれている方がいるので、本当は月末か来月頭あたりに「11月の収穫」コーナーをやろうと思っていたのだけれど、前倒しして、「10月の収穫」をちょこっとだけやります。
えー、ちなみに自分はまあ、わりにけっこうな枚数買ってるほうだとは思うのですが、実は、下記CDが実際に先月買ったものかどうかあまり記憶が定かではありません。先月まではブログというものをやろうと思っていなかったので、と断るまでもなく、記録もありません。ここは大まかに「たぶん秋(9月)以降」ということでご了承ください。
- Lost Direction/渋さ知らズ
- 説明不要。しかし、今年の渋さのリリースラッシュはスゴイ。今月下旬のAll of Shibusaを含めDVD3枚、本1冊ときて、来年1月にはベスト盤「渋全」。しかもavexとは!
- 2.26早坂紗知 Birthday Concert vol.19 at 江古田 Buddy in 2005(DVD)
- ゲスト土岐英史にちょっとびっくり。たしか彼女の師匠だと記憶しているが。Barden Powellやセネガル民謡など「Beat Beat Jazzbeat!」からの曲がよかった。
- BATUKA/Orquesta Nudge! Nudge!
- 総勢10人の打楽器アンサンブルということで、聴く前はちょっと心配していたが、しっかり物語性が聞こえて、面白かった。
- RAY/江藤良人
- やっぱり竹内直はイイ!
- DUENDE/BOZO
- 激しいものを期待していたのだが、これはこれでなかなか。聴くほどに味が出てくる。
- Live in Japan 2004/藤井郷子4
- 2曲目「Illusion Suite」。36分にわたる壮大な音のドラマ。これこそジャズの醍醐味!
- Green Zone/加藤英樹
- 大友良英、植村昌弘との重爆ユニット。大音量でこういうの聴くとめちゃくちゃ癒される。って、おかしいですか?
- townorchestrahouse/Paal Nilssen-Love
- ノルウェーの、ではなく、もはや世界に冠たるスーパードラマーの傑作!Ingebrigt Haker Flaten(b)、Sten Sandell(p)というリズム隊も強力。さらにさらに、Evan parker(sax)がすごすぎる!!
- CUTS/FME
- またもやNilssen-love。シカゴの大砲Ken Vandermark(reeds)と組んだ現代最高のサックストリオの一つ。熱い! ちなみに、対象作品がないのが残念だが、Nilssen-LoveとHaker FlatenとMats Gustafsson(sax)が組んで、Don CherryやJames Blood UlmerやSong XやJoe McPheeやPeter BrotzmannやDonald Aylerやガレージ・ロック(?)などの曲を破壊的なまでの超爆音で叩きつけるThe Thingもすんばらしいサックストリオ。さらに余談だけど、Nilssen-LoveとHaker Flatenが組むと、AtomicとかSchooldaysとかScorch TrioとかCrimetime Orchestraとかキラ星のごときグループができてしまう、信じられない。
- Semi-Formal/The Claudia Quintet
- リーダーJohn Hollenbeck(ds)の叩き出す新世代ビートと浮遊感漂う不思議なサウンドが、けっこう病みつきになる。曲によっては、大蔵雅彦のGNUに似ていなくもない。いや似てないか。
- Tone Collector
- Tony malaby(ts)の爆発力にヤラレタ。
- The Complete ESP-Disk' Recordings/Sonny Simmons
- Ayler、Sun Raの発掘など、今年に入ってのESPリイシュー・ラッシュが嬉しい。最近はコレ。だけど、インタビューをボーナストラックにするのはやめてもらいたい。
- Painkiller/John Zorn 50th Birthday Celebration vol.12
- そんな手があったか! 今回のドラムはHamid Drake! 最高!! John Zornは神様です。ただし神様の音楽は、素養のない自分にはよく分からないものもたまにあって、あ、でも50歳誕生日シリーズはどれも素晴らしいです。神様のソロコンサートを収録した「The Classic Guide to Strategy vol.3」は本当に出合ってよかったなと思う至福のアルバムです。
- feign/hardcell
- Tim Berneも神様です。HardcellにMarc Ducret(g)が入るとSciencefrictionになり、そこからCraig Taborn(p)が抜けるとBig Satanになるなんて、神様はなんて効率的な方なのでしょうか。すごすぎです。一生ついていきたいです。あ、もちろん神様のBloodcountパリコンサート3部作再発もよかったですし、神様が参加なされた「7 Black Butterflies/Drew Gress」「Elaboration/Herb Robertson NY Downtown Allstars」も素晴らしかったです。