あうとわ~ど・ばうんど

Tim Daisy October Music :: 7 Compositions For Duet

マーズ・ウィリアムズ入り(一曲のみだが)のアルバムがリリースされている。bandcamp でCDを注文(10/11到着)かたがた、ボーナスデジタルトラックを聴く。


Tim Daisy October Music Vol 2 :: 7 Compositions For Duet
Relay Recordings, 2016)
Tim Daisy(ds, turntable, radios, per, marimba) w/ Andrew Clinkman(g, distortion pedal), Mars Williams(ss, per), Fred Lonberg-Holm(cello, electronics), Ryan Packard(ds, per), Russ Johnson(tp), Aaron Zarzutzki(syn, per), Clark Sommers(b)


シカゴのドラマー、ティム・デイジーが書いた7曲を、それぞれゲストを招いてデュオで演奏するアルバムの第2集。(なお「October Music」として今月発売されているが、録音されたのは6月、ちなみに第1集は10月に録音されて12月に発売されている。10月が絡めばいいのか?)。目当てのマーズ入りトラックは2曲目、アルバム中最も長い10分弱の曲で、マーズはソプラノで「らしい」冴えはみせるものの、うーむ、残念ながら曲展開が不満かなあ。他の曲はロンバーグ・ホルムとラス・ジョンソン以外は知らない人たちばかりだが、ライアン・パッカードやアーロン・ザルズツキ、クラーク・ソマーズといった初めて聴く人たちがそれなりに面白いサウンドを聴かせてくれたから、損なアルバムとは思わないが、第1集に較べると小粒感は否めない。



というわけで、行きがかり上、第1集にも触れておこう。


Tim Daisy - October Music (Vol 1) 7 Compositions For Duet
Relay Recordings, 2014)
Tim Daisy(ds, marimba, radio) w/ James Falzone(cl), Dave Rempis(bs), Katherine Young(bassoon), Marc Riordan(p), Jen Clare Paulson(viola), Jason Adasiewicz(vib), Josh Berman(cor)

こちらのデュオ相手7人は全員よく知った名前ということもあるし、みんな個性的で好きな演奏家ばかりということもあって、どの演奏も楽しいです。